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7月, 2011 | 春翠

2011年 7月

9年ほど前に姫川で拾った翡翠を加工します。

拾ったときは表面が風化していて、色も薄くあまりきれいではなかったので

そのままにしておいたものです。

最近気になり石目で割ってみたら中は思ったよりもきれいで、白地にラベンダーと緑が

入った翡翠でした。

割った一部を切断して勾玉と大珠の形に切り抜きました。

翡翠原石翡翠原石勾玉 大珠

 

異形勾玉がやっと完成です。頭部の線刻に苦労して時間がかかりました。

自然な艶だしをねらって、研磨は320番でやめました。

「日本古玉器雑攷」のスケッチを参考にして形を作りましたが、そっくりではありません。

穴の位置も少し真ん中よりに変えました。

古代の攻玉方法を考え、あまり細かい彫刻はせず砥石で付けたような感じに線刻しました。

頭部に線を刻むと全体のバランスが取れたように感じます。

本物と比べるとこじんまりとまとまりすぎて、力強さが足らないようですが、

初めての獣禽首勾玉としては上出来かな、、、、、、。

それにしても、なぜこのような時間がかかる複雑な形の勾玉を作ったのだろうか。

古代の工人に聞いてみたい気がする。

勾玉 翡翠勾玉 翡翠勾玉 翡翠勾玉 翡翠勾玉 翡翠勾玉 翡翠

 


クマゼミ

(2011.07.29 1:00 AM)

異形勾玉の線刻と研磨に手間取っています。

閑話休題でクマゼミの話題です。

今の時期クマゼミがやかましいぐらいに鳴いていますが、我が家で初めて鳴いたのは7月20日で

タラの木で鳴きました。(一枚目の写真のクマゼミ)

次の日からは5、6匹もやって来て騒がしく鳴くようになりました。

私が子供の時には、名古屋ではクマゼミは数が少なく、高い木の上で鳴いていて警戒心も強く、

滅多に捕まえることができませんでした。

クマゼミは憧れのセミで、どうやって捕まえようか子供ながらも必死で考えたものでした。

今ではどうでしょう。木の低いところに集団で止って鳴いていて、警戒心が弱く素手でも

捕まえることができてしまう。

地球温暖化で気温が上がって、クマゼミの生態も変化しているのでしょうか。

クマゼミ

クマゼミ

クマゼミ

 

ひもを通す穴を開けました。

普通の勾玉だとこの段階でほとんど完成で、魂が入ったような感じがしますが

異形勾玉だと頭でっかちで何ともバランスが悪く、とても魂が入ったように思えません。

これからルーターを使って、頭に線を刻んで行きます。

細かな作業で時間がかかりそうです。

勾玉 翡翠

グラインダーで粗削りをしながら形を作っていきましたが、今までの勾玉とは

頭の形や足の曲がりが異なるので、ちょっと苦労しました。

見慣れない形なので違和感がありますが、線を刻んで完成したらどうなるのでしょうか、、。

勾玉 翡翠

勾玉 翡翠

 

小滝の上質翠翡翠を加工した残りがあったので、今度はこれを使って

異形勾玉を作ります。

最近購入した本・「日本古玉器雑攷」によれば禽獣首勾玉というらしいです。

調子の悪いバンド・ソーを使わず切断機で切り抜いたので無駄が多くでる。

緑翡翠 

翡翠 勾玉

翡翠 勾玉

 

左の勾玉の頭部に線を刻み、それから両方の勾玉を粗磨きしました。

リューターで線を刻んだが、気を使って慎重にやるので時間がかかる。

線のくぼみに丸みを付けるのが面倒だ。

自然な艶を出すため、磨きは耐水ペーパーの240番でやめました。

2つとも野性的で力強い勾玉になりました。

左は44㎜、右は51㎜で、にぎにぎするにはちょうどいい大きさです。

勾玉 黒翡翠勾玉 黒翡翠勾玉 黒翡翠

 

勾玉の厚みが大きいので、リューターでひもを通す穴を両側から開けました。

その後、少し形を整えました。

眼が開くと勾玉が生き生きとして、より存在感がでてきますね。

この後は、右の勾玉の頭部に線を刻みます。

勾玉 黒翡翠

勾玉 黒翡翠

勾玉 黒翡翠

グラインダーでだいたいの形を削りだしました。

勾玉が大きいので、削る量も多く形ができるまで時間がかかります。

しかし、大きいだけに手でしっかり持てて加工がやりやすいです。

勾玉 大型

勾玉 大型

 

今まで普通の大きさの勾玉を沢山作ってきましたが、握り心地の良いズシリとくる

大型の勾玉に魅かれて、翡翠加工21では薄いラベンダー翡翠で大型勾玉を2つ作りました。

今回は黒翡翠で作ります。石目が少なく黒線が面白い模様になっています。

先回は42mmでしたが今回は50mm以上をねらいます。

1つは頭部に線刻した異形勾玉にする予定です。

黒翡翠

黒翡翠

勾玉 翡翠

翡翠探しでゆっくり歩いていると色々な植物や動物に出会います。

今回は、小滝川の上流で大きなアオダイショウに鉢合わせしました。

いつもはおとなしくて一目散に逃げて行くアオダイショウが口を開けて威嚇してきました。

岩の上でのんびりと日向ぼっこしていたのに、人間が突然目の前に現れてヘビも驚いた

のでしょうか。

こちらも一瞬びっくりしましたが、攻撃してこないようなのでデジカメで写真を撮りました。

これからの季節、地元の人が「ウルル」とか「オロロ」と言っている小型のアブ

(イヨシロオビアブ ?)が川で大量発生します。

まとわりついて所かまわず刺してきます。刺されると痒くて、赤く腫れます。

殺虫剤や虫さされ予防のスプレーは役に立ちません。

今回の翡翠探しの時に私も刺されて、赤く腫れあがりました。

9月になり涼しくなるまでは、川での翡翠探しにはアブにくれぐれも注意してください。

オオバギボウシ

オオバギボウシ

トリアシショウマ

トリアシショウマ

トラノオ

トラノオ

ヒメジョン

ヒメジョン

キアゲハ

キアゲハ

ヒメシジミ

ヒメシジミ

アカタテハ

アカタテハ

ニイニイゼミ

ニイニイゼミ

アオダイショウ

アオダイショウ

 

 

 

 

 

 

 

 

翡翠探し 9-4 3日目

(2011.07.20 1:00 AM)

3日目の土曜日(7/16)は疲れていたせいか朝寝坊してしまった。

今日も海はあきらめ、青海川へ。

予定の場所に行ったら先客が二人いたので、もう少し上流で探すことにした。

そこで灰色に緑が少し入った小さい翡翠を2個、何とか拾うことができた。

その後、小滝のポポさんで安曇野のUさんに上質の全緑勾玉を見せてもらう。

ロウカンではないが、鮮やかな緑色で石目が無く、透明度もあるすばらしい勾玉でした。

その後、二人でヒスイ原石館に行き翡翠談義を楽しみました。

ここで、翡翠探しのベテラン・岐阜のYさんに初めて合い、趣味が似ていることもあり

楽しく話をさせてもらいました。

名古屋に帰ったのは午後9時ごろでした。

青海川

青海川の先客

青海川

青海川の清流

上質の全緑勾玉

上質の全緑勾玉 

 

 

翡翠探し 9-3 2日目

(2011.07.19 1:00 AM)

2日目の金曜日(7/15)は、初めから海をあきらめて早朝から小滝川の上流へ。

小滝川の渓流を山野草を観察しながら遡り、のんびりと翡翠探しをする。

暑くなったら清流に浸かって体を冷やす。冷たくて気持ちがいい。

散々探し尽くされたものと思っていたが、ラベンダー翡翠2個と

白地で模様が面白い薬石が拾えた。

次に、小滝川ヒスイ峡のヒスイ販売店「翡翠の宿」よる。

ここで、長野から翡翠探しに来ていた若夫婦 ?と出会い店員さんを交えて翡翠談義をした。

初めて会った人と親しく話ができるのは翡翠のおかげです。

その後、姫川で翡翠を探したが成果無く、根知の翡翠加工の匠・古吹さんを訪問する。

一ヶ月ぶりに合うので夜遅くまで話し込む。

小滝川の清流

小滝川の清流

小滝川のラベンダー翡翠

小滝川のラベンダー翡翠

小滝川ヒスイ峡

小滝川ヒスイ峡の販売店

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翡翠探し 9-21日目

(2011.07.18 1:00 AM)

木曜日(6/14)の早朝4時半に須沢海岸に到着。朝焼けが奇麗だった。

波が無いので薬石を拾ってから、早々に海岸での翡翠探しをあきらめ、青海川の上流へ行く。

翡翠ハンターの足跡がついていて、なかなか翡翠が見つからない。

それでも粘って8個ほど拾えたが、質はあまり良いものではない。

昨日の夜からほとんど寝ていないので、ニイニイゼミの鳴いている桜の日陰で、

車のエアコンをかけながら、3時間ほど仮眠して疲れを取る。

午後から、まちの駅と原石館に行き最新作の異形勾玉を見てもらいました。

原石館では長野のTさんと初めて合い、翡翠談義を楽しみました。

須沢海岸

須沢海岸の薬石

青海川上流

青海川の清流

青海川の翡翠

青海川の成果

 

 

 

 

翡翠探し 9-1 成果

(2011.07.17 2:30 PM)

しびれを切らし、14日(木)から16日(土)まで糸魚川に翡翠探しに行ってきました。

名古屋ほどではないけれども糸魚川も暑くて、早朝か夕方にしか翡翠を探せませんでした。

1日目の早朝の須沢海岸以外は、青海川や小滝川で水につかって体を冷やしながらの

翡翠探しになりました。

それでも、数としては中、小合わせて10個ほど翡翠が拾えました。

質としてはいいまいちですが、、、、。

詳しい報告は明日より順次して行きます。

須沢海岸

須沢海岸の朝焼け

青海川の翡翠

青海川の翡翠

小滝川の翡翠と薬石

小滝川の翡翠と薬石

 

 

 

翡翠加工 23-3 研磨完了

(2011.07.14 1:00 AM)

2000番まで磨き終わりました。

それぞれに艶も出たし、面白い模様が浮き出てきました。

あまり加工されないような地味な翡翠だけれど、こうして作品にして磨いてやると

他の石にはない翡翠ならではの魅力がでてきますね。

翡翠 大珠

翡翠 大珠翡翠 大珠

翡翠加工 23-2 成形・開眼

(2011.07.13 1:00 AM)

グラインダーで形を作ってから、ルーターでひもを通す穴を開けました。

この段階では全体が白っぽくて模様が分かりにくいです。

研磨して行くと模様がはっきりしてきます。

同時に、困りものの石目も目立ってきます。

翡翠 大珠

翡翠 大珠

翡翠 大珠

 

 

翡翠加工 23-1 切り抜き

(2011.07.12 1:00 AM)

今回は、地味であまり上質ではない翡翠を加工します。

3種類とも今までに加工したことがある翡翠です。

それぞれの翡翠に特有の模様を生かして、その持ち味や魅力を引き出してやることが

大切だと思うようになってきました。

バンド・ソーの調子が悪いので、ほとんど切断機でカットしてだいたいの形にしました。

翡翠 大珠

 

翡翠加工 22-4 研磨完了

(2011.07.11 1:00 AM)


なんとか2000番まで研磨しました。

艶は良く出た方だと思う。

緑とラベンダー色は濃くないが、パステル調の色でしゃれた勾玉になった。

青の勾玉は透明度があり、透過光がきれいである。

三色勢揃い。それぞれに良さがありますよ。

あなたはどれがお気に入りでしょうか、、、、。

翡翠 勾玉翡翠 勾玉

翡翠 勾玉

LED 翡翠透過光

 

ひもを通す穴を開けた後、240番〜400番で粗磨きをしつつ形を整えた。

すっきりと引き締まった形になったかな。

青翡翠の石目が少し目立って来たようだ。

石目は粗削りのときにはあまり目立たないが、仕上げ磨きに近づくにつれて

目立ってくるので厄介なものだ。

翡翠 勾玉翡翠 勾玉翡翠 勾玉

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